『重合カテキン』とは、緑茶に高温スチームを用いた特殊加工を施すと、茶葉に含まれるカテキン類同士が結合することによって「重合カテキン」と「没食子酸」という成分が新たに生まれます。

重合カテキンには、体内で脂肪の分解・吸収を促すリパーゼの働きを抑える働きがあるため、体内に脂肪が吸収されにくくするといわれます。
また、カテキンが結合して重合カテキンになることで、苦味と渋みが和らぎ、まろやかですっきりとした味わいに生まれ変わります。

一方、没食子酸には、強い抗酸化作用によって体内の活性酸素を消去させる働きがあるといわれています。活性酸素は身体の免疫機能を維持するために必要ですが、増え過ぎると疲労や皮膚の老化、生活習慣病、脳神経疾患などの原因につながります。また、没食子酸にも重合カテキンと同様に脂肪の吸収を抑える働きがあるといわれています。

しかも、従来重合カテキンや没食子酸が多いといわれて多くの人々に愛飲されているプーアール茶よりも、重合カテキンや没食子酸が多く含まれていることが実証されています。

健美黒茶に使用している茶葉は、掛川市内の茶畑で栽培されています。市販のウーロン茶やプーアール茶には原料が海外産の製品が多いですが、健美黒茶の原料は掛川産の緑茶100％。お子さまからご年配の方まで、安心してご愛飲いただけます。

乾物の茶葉には、全体の約15%前後のカテキンが含まれますが、品種や栽培条件、摘む時期によって変化します。一般的に日照量が多いほどカテキンの合成が進むため、春に摘むよりも夏に摘む茶葉の方がカテキンの含有量は多くなります。一方、葉が成熟するにつれてカテキン含有量は少なくなります。そのため、「かねじょう」の健美黒茶には、初夏の太陽を燦々と浴びて、カテキンが最も多く生成される時期の茶葉を使っています。