煎茶には蒸す時間によって「若蒸し(浅蒸し)」「中蒸し(普通蒸し)」「深蒸し」に分けられることはご存知でしょうか?
本記事では「深蒸し茶」にスポットをあててご紹介させていただきます。
蒸し時間による違い
読んだ字のごとく、蒸し時間が長いものを深蒸し、短いものが浅蒸しとなります。
この蒸し時間が大きなポイントで煎茶の味と香りは蒸し加減で70%が決まります。
深蒸し茶は深く蒸すことで 葉の芯まで熱を通し、濃厚で甘く深い味わいのお茶になるのが特徴です。
種類 | 味 | 色味 |
---|---|---|
浅蒸し | すっきり | 薄い |
中蒸し | バランスが良い | やや濃い |
深蒸し | コクがある | 濃い |
深蒸し茶に含まれる成分
深蒸し茶には、主に【カテキン・βカロテン・ビタミンC・ビタミンE・クロロフィル・テアニン】が含まれています。
これらの成分はどのような効果があるのでしょうか?
期待できる効果としてざっくりとまとめてみましたので参考にしてみてください。
カテキン
・血行や代謝を良くする。
・コレストロールを低下させ、体脂肪を減らす働きをするなどダイエット効果も。
・虫歯やウイルスへの予防。
βカロテン
・免疫力維持、生活習慣病、ガンの予防。
・肌の老化を遅らせる。
ビタミンC
・美白効果、シワ、たるみ、毛穴などの肌トラブルに有効。
・日焼け後の炎症やシミの発生を抑え、色素沈着を起こしたシミの改善。
・ニキビの炎症、治癒後の色素沈着などを防ぐ。
・コラーゲンの生成を助け、肌のターンオーバーを整える。
ビタミンB
・血行不良による肩こり、冷え性の改善。
・美肌効果、女性ホルモンの分泌を整える。
クロロフィル
・腸内環境を整える。
・カドミウムやダイオキシンを排出するためデトックス効果。
・鉄との結びつきをするヘモグロビンを生成し、貧血予防に。
・コレストロール値を下げ、動脈硬化を防ぐ。
テアニン
・リラックス効果。
・神経細胞の保護作用。
・血圧上昇の抑制。
深蒸し茶についてまとめ
健康への作用に期待できる成分が多数含まれる深蒸し茶はまさにスーパーフードとは言えるのではないでしょうか?
お茶はなるべく毎日とる事によって、効果が出てくるものです。
どの健康、美容法も継続が大事!
ぜひ皆さんも食事の時のお飲み物をお茶に変えて、健康的な毎日を過ごしてみてください。